障がい者就労継続支援B型みらふる創業秘話 トレンドサーチ合同会社 代表高場博司
8年前の夏、ニトリでの4度目の配置転換で、
そんな時、妻は、二男の出産のため、私の実家の佐賀県武雄市へ2
私 :電話にて、出産頑張ったね。お疲れ様。
妻 : うん。頑張ったよ。ただね、首にへその緒が巻いていて、
私 : そうなんだ。それは心配だね。ごめんね。
【それから、3年・・】
ニトリを退職して、
妻 :二男が言うこと聞いてくれない。また壁を蹴ったり、
私 :そうだよね。大変だよね。なんでなんだろう?
無知だった私は、
息子に
・・・したら駄目!なんでおりこうにできないの?!
そう叱りました。
叱るたびに、壁や襖、障子は、穴だらけ。
しまいには、ガラスまで破壊・・。
二男は、家中の破壊王になりましました。
妻 :生まれてきたあの時、へその緒が首に巻きついていた。
うちの子多動症・・。あの時へその緒が首に巻いていなかったら・
(妻は悩みに悩んでいました。)
私 :なるようになる!そんなに悩まないで。
それから、多動症を本で調べたり、ネットで調べたりして、
私 :それから、息子に対して、叱ることをやめました。
いいねー、それ。すごいね!
そう、認めて、褒めるようにしました。
それから、息子は、
ふと、息子と2人で道に立っていると、トヨタ ヴィッツ、トヨタ プリウス、パパあれは、アルファードだよ。
得意な事、好きなことは、ニコニコ話し、
【その後、2年前の冬】
コロナウイルス感染症にて、仕事が少なくなっていたころ、
そんな時に他の障がい者施設からお手伝いに来ていただいていまし
ひたすら、ガラスを、拭かれていた50才ぐらいの男性の利用者さ
陳列台の側面を外す作業の時にお手伝いをお願いしました。
私 :すみません。ちょっとこの作業手伝っていただけませんか?
利用者さん: 私?(驚いた表情で)
私 :はい。○○さんお願いします。
では、いきましょうか?
一番上一緒に叩きましょう。
ありがとうございます。
次、2番目叩きますね。
どうですか?やれそうですか?
利用者さん :はい、やれそうです。
私 :一番下叩きますね。はい、外れました。上手ですね。
利用者さん :いえいえ。
私 :もう一個やってみましょうか?
上手にできましたね。
利用者さん :ありがとうございます。(照れ臭そうに)
私 :もう職人級♪プロレベルですね。
一人でもできそうですね。
そう言って作業が終了しました。
私 :お疲れ様でした。助かりました。
ありがとうございました。またお願いしますね。
朝きた時にはうつむき気味だった利用者さんが目を輝かせて、
その表情を見た時に、私は二男を褒めたり、
これだ!と思いました。
私は、障がいをお持ちの方を元気にすることが使命だ!
リサイクルショップには、
障がい者さん一人一人には、個性があって、得意なこと、
その得意を私たちがしっかりと観察して、
一人でも多くの利用者さんに、寄り添い、共感しながら、
そんな想いから事業所名みらふるは、生まれました。
PS
家族を公表することは、初めは、ためらいました。でも、
また、二男は、
天才かもと・・。
人には「無限の可能性」があります。
新たに身につけるのではない。
引き出しさえすればいい。
これから、私たちは、
無限の引き出しを引き出すお手伝いをして、
一人でも多くの障がい者さんの笑顔が見れたら嬉しいです。
トレンドサーチ合同会社 代表 高場博司